冷え性と冷え症の違い
冷えや冷え性、冷え症など似たような単語がたくさんあります。
実際にそれぞれ意味が違いますが、どのような使い方をするものなのでしょうか。
冷え性に関する言葉、それぞれの違いと意味
冷えと冷え性の違い
寒い季節がやってくると冷え性の人は毎日の生活がとても大変ですよね。
ひどい症状の人では大事な試験にも関わらず、寒くてシャーペンが持てないなんてつらい経験をした方もいるようです。
最近では夏場にも体を冷やしてしまったりして、冷え性と同様の症状を引き起こす人が増えています。
一般的に一時的に体を冷やしてまうようなことを「冷え」といい、こちらは普段の生活に影響しないような人がほとんどです。
一方、冷え性というのは慢性的な冷えの症状をあらわし、痛みや痺れなど身体的な不調を訴える人のことを指します。
冷え性は肩こりや腹痛などを引き起こし、生活に支障が出てしまう可能性があるのできちんと対処していく必要があります。
冷え性と冷え症の違い
実は「ひえしょう」には2種類の書き方があります。冷え性と冷え症です。
私もメールで冷え性がつらい・・・と送ろうとして漢字が2つ出てきて迷ったり、パソコンで冷え性の改善方法を調べていたら漢字によって書いてあることが違ったりした経験がありました。
日本では冷え性に悩んでいる人が大勢いるにも関わらず、意外にもこの2つの字の違いを理解して使っている人は少ないです。
冷え性の意味
本来は「ひえしょう」は「冷え性」が正しかったのですが、とある医師が「冷え症」という漢字を使いだし、今ではそれぞれ似ているけれども違った意味をあらわすようになったのです。
一般的に冷え性とは、手先や足先などが冷えている状態のことを言います。
例えば、気温の変化や夏場にクーラーがきいた部屋などで冷えによって手足が動かせなくなってしまうような状態も含まれます。
よく冷え性に悩んでいる人がいますが、本人が自覚している体質的なものはすべて冷え性に分類されます。
冷え症の意味
冷え症というのは現在では専門的な機関や病院で診断を受け、治療が必要だと判断された人たちの冷え性の症状をあらわします。
重い冷え性の自覚持つ人たちのほとんどが、医者に診断を受けた場合は冷え性から冷え症へと変化します。
現在では生活が豊かになり、エアコンや移動手段の増加など、環境が変わって非常に便利な生活ができるようになりました。
その反面、運動不足の人やクーラー病などのような現代病が増えています。
冷え症もそのひとつであり、血行不良や、胃腸の能力の低下、血管の収縮など様々な病気の元となる症状を引き起こします。
重い病気の引き金になることもあるので、辛い症状に悩んでいる方や生活に支障をきたしている方は早急に改善することをおすすめします。
冷え症と低体温の違い
よく、冷え症を低体温と同じ言葉として使っている人がいますが、実際は異なるものです。
低体温は、体温が36℃未満の人の事です。
しかし、冷え症は体温に関係なく「普通の人が寒さを感じないような温度であっても、手足など体の一部または全身が冷えて辛い状態」の事を言います。
例えば、体温が36.5℃の人でも手足の冷えを感じている人もおり、この場合は冷え症ということができるのです。
必ずしも「冷え症=体温が低い」というわけではないのです。